オフラインの Windows10 でも Excel ファイルを開く方法とは?【無料で可能です】

みなさんのオフィスにも、Windows10 が入っているPCが何台か置いてあって、うまく活用できないかな?と思うことはありませんか。
インターネットにはつながっていない、Office(Excel)が入っているかどうかも分からない……。
そのため活用の幅が限定されがちですが、実は特定の用途では非常に役立つ場面があります。
たとえば、
- Access から出力したデータを Excel や CSV にして複数人数で消込作業する
- 数人で内容チェックを分担し、最後に データを統合(合体)して完成させる
- 数台の Windows10 PC を使って 作業効率を大幅に向上させる
といったケースです。
このように、ネットにつながらないPCや Office が入っているかわからない PC でも、ちょっとした工夫で十分「戦力」として活用できます。
この記事では、Excel が入っていなくても、また更新できなくても、Windows10 PC で Excel ファイルを確実に開く方法を分かりやすく解説します。
1. オフラインでも Excel ファイルを開ける方法(確実性の高い順)
① LibreOffice(無料・オフライン完全対応)
最も確実で安定しているのが、無料の Office互換ソフト LibreOffice です。
Excel ファイル(.xlsx / .xls)をほぼそのまま開け、編集も可能。
インストール後は完全にオフラインで使えるため、環境を選びません。
- 無料
- Windows10 完全対応
- 更新不要
- USBメモリで配布可能
複数台のPCでチェック作業をする場合、最もトラブルが少ない選択肢です。
② WPS Office(無料版あり・Excelに近い操作性)
WPS Office も Excel と非常に似た画面構成で、オフラインで動作します。
無料版でも閲覧・編集が可能で、Excel に慣れた方でも違和感がほとんどありません。
③ Microsoft Excel Viewer は現在利用不可
かつて Microsoft が提供していた Excel Viewer は、現在は配布終了しており公式には入手できません。
そのため現実的な方法としては使用できません。
2. Office が入っているが更新できない場合は?
実務でよくあるのが、Office が入っているが更新できない・ライセンス認証ができないというパターンです。
結論としては、
▶ 更新できなくても Excel は通常起動できます。
ただし、次の状況では起動できない場合があります。
- ライセンス期限切れ
- Microsoft365 の認証が必要だがネット環境がない
- アカウント認証エラー
このような可能性があるため、やはり LibreOffice などの代替ソフトを併用する方が安心です。
3. Web版 Excel(Excel Online)は使える?
こちらは、
❌ インターネットが必要なのでオフラインでは利用不可
OneDrive やブラウザ版 Excel は使えません。
4. まとめ:複数台の Windows10 PC を最大限活用するには
Excelが入っていない、更新できない、ネットにも繋がらない。
このような制約がある環境でも、以下の方法で作業を進めることができます。
| 方法 | オフライン | 無料 | コメント |
| LibreOffice | ◎ | ◎ | 最も確実・安定 |
| WPS Office | ◎ | ◎ | Excelに近い操作 |
| Microsoft Excel (更新不可) | △ | × | ライセンス問題が 起きる可能性 |
| Web版Excel | × | ◎ | ネット必須 |
特に、
USB メモリに LibreOffice のインストーラを入れて現場でセットアップ
という方法は、複数台でデータ消込やチェック作業を行う場合に最もトラブルが少なく、現場で高く評価されています。

